歴史

野尻抱影宅の「星を見る会」と愛機「ロング・トム」

この写真は、昭和15年9月11日(水)の夜、野尻抱影宅の中庭で行われた「星を見る会」で、雑誌『キング』編集部のカメラマンが撮影したものです。前にあるのが、弟 野尻清彦の名で書いた『宝島他三篇』の印税で購入したという、日本光学製の4インチ天体望遠鏡です。筒先に「LONG TOM」と彫刻させた愛用の望遠鏡で、中央でアンタレスを指さすのが野尻抱影。その後ろでマンドリンを抱えているのが大空詩人の永井 叔です。

(野尻抱影氏のご遺族から写真掲載の了解を頂いております)

Photo by 児玉光義
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